哲学塾|The Art of Philosophia– あるいは、知のシルクロード –

自在な知性で自由な人生を


大人のための哲学の学び舎「西洋哲学塾」は2024年期より大きく発展改組し、東京美学倶楽部|哲学本部が主催する「哲学塾 The Art of Philosopha」となります。

今回の発展改組の最も大きなポイントは、西洋哲学と東洋思想を一貫した視点から取り扱い、俯瞰して学べるようになったところです。

以下、その視点を解説してまいります。

ステージを変えるために必要なこと


もし、あなたが今の状態からもう一段も二段もステップアップしたいと思ったとき、抽象度の高い知識に触れ、視点(思考の抽象度)を上げることが求められます。

もはや、目先の問題解決のための知識だけを追い求めて生き残れる時代ではありません(ゆくゆくは、すべてAIがやってくれるでしょうから)。

ビジネスにおいて新たな発想を見出すことも、人として感情を安定させることも、本当に自分のやりたいことを見出すことも、人を惹きつける話をすることも、その核心は「知性の自由さ」の問題だからです。

そして、それをもたらしてくれるのが、世界や人間に関する知恵(=人文知)であり、『哲学塾 The art of Philosophia』は人文知に支えられたビジネスの展開を支援する場です。

抽象度の高い知識の難しさ


一方、「知性の自由さ」を育んでくれる抽象度の高い知識はなかなか近寄りがたく、西洋哲学も東洋思想も、実際に学ぼうとすると難しさに直面します。

西洋哲学は明確性を求めるあまり論理が複雑に込み入りすぎていますし、東洋思想は思想と宗教が混じり合っていて、一歩間違えば、お手軽な自己啓発やスピリチュアルと区別がつかないものとなってしまいます。

ですので、これら抽象度の高い知識に触れる際には、提供者の示したい目的と選択の審美眼が重要であり、「場」をしっかり選ぶことはとても大切な要素となります。

ビジネス人に求められる抽象度の方向性


誤解を恐れずに言うと、これら抽象度の高い知識を学ぶとき、私たちビジネス人に求められるものは「正確性」ではありません。

それは、間違っていても良いということではなく、学校のお勉強のような「正解探し」や「100点を取るためのお勉強」をしてはいけないということを指しています。

言い替えると、大事なことは、枝葉末節ではなく「幹」の部分をしっかりと掴むということ。

では、極めて多忙な現代のビジネス人に必要な幹(=骨格)の理解とはいったい何でしょうか。

それは、その知識が向かう「方向性」を掴むことであり、他の知識との「関係性」や「かたちの違い」を理解することです。

これこそが現代のビジネス人に翼を授ける骨格となります。

「比較」によりはぐくまれる知性


わかりにくいと思いますので、少し具体的に述べてみましょう。

例えば、西洋哲学は主に人間の外側の世界を説明しようとしますが、東洋思想は人間の内面を解き明かそうとしていきます。これだけでも完全に方向性は異なります。

方向性が違いますので、そのかたち(探究の方法や知識の流れなどの「形式」)はもっと異なります。

もちろん、「どちらが優れているか」とかそういう問題ではなく、それは方向性の違いでしかありません。

「客観」を大事にする西洋哲学のまなざしは、科学技術や法令などの社会制度を大いに発達させましたし、「内面(主観)」を探求する東洋思想からは様々な人間開発のメソッドが登場しました。

双方、とても素晴らしいものです。そして、同時に、双方には限界があります。

大事なことは、これらを感情的に評価・判断することではなく、知性をもって位置関係と方向性をしっかりと掴むこと、そして、視点の高い比較をすることでしょう。

これによって真の抽象度の高さ(=自由な知性)は育まれます。

10年のノウハウ


西洋哲学塾では、その前身となる場を含め、過去10年にわたり、これまでまったく哲学を触れたことも無いような人に対して「ビジネスに活かすための西洋哲学」をお伝えしてきました。

その核心は「哲学のお勉強」ではなく、西洋の知を俯瞰し、高い視点を得るための方法論です。

「哲学塾 – The Art of Philosophia -」では、ここに東洋思想が加わり、人と世界の内側・外側を統合的になビジネス人向けリベラルアーツコミュニティとしての場を設(しつら)えてまいります。

※ 西洋哲学塾にゆかりのある特別な講師をお招きします。

世界を見通すの西洋の知恵と内面を耕す東洋の智慧を俯瞰し、ビジネス人として全方位に完成度を増していくための場がようやく整いました。

剣豪に学ぶ「他流試合」の意義


剣豪、宮本武蔵は自身の剣術を磨き上げるため、他流派の研究にも余念がなかったようです(「五輪書」にも他流派への言及があります)。

西洋の知から見ると、これは「相対化」という方法論として捉えられます。体得した自らの世界を一度突き放し、他との比較で俯瞰して見る手法です。

(宮本武蔵のような生死を分ける現場ではなくても)現実世界においては、単に正しさを突き詰めるのではなく、比較により本質を突き詰めていこうという考え方は極めて有効です。

また、芸の世界には「守破離」という言葉があります。

型は大事ですが、ゆくゆくは型を離れていかねばならない、型にとらわれすぎると現実の対応力を失うという考え方は、洋の東西を問わず「達人」と呼ばれる人が見る景色としては共通です。

登る道は違えど、西洋の知も東洋の知もそれを知ったものは最終的には同じような地点に到達していきます。西から登っても東から登っても頂上から見える景色はそれほど違ったものではありません。


エッセンスをお伝えするセミナーを開催します


以上、いくつかのお話をしてきましたが、実際にお話をした方が伝わることも多いので、セミナーを開催することといたしました。

お伝えする内容は、ビジネス人として一段も二段もスケールアップするためのお話であり、西洋哲学と東洋思想を同時に扱う「哲学塾|The Art of Philosophia」のエッセンスの部分をお伝えするものです。

他では語られていないような比較論など、これまで東洋思想を中心に学ばれていた方も、聞くだけで視点の上がるような内容となっています。

こちらのセミナーは、最後に「哲学塾|The Art of Philosophia」のご紹介をさせていただくことからエントリー価格での開催が可能となっているものですが、巷によくあるような講座説明だけの薄いものではありません。

この場だけでも十分に価値のある本質の部分をお伝えいたしますので、どうぞ安心してご参加いただければ幸いです。

詳細は以下のとおりです。

講 師


山田 亨(Tony Yamada)

東京官学支援機構 理事
東京美学倶楽部|哲学支部 主管 兼 哲学塾 塾長

2021年より「西洋哲学塾」塾長。2024年に東京美学倶楽部|哲学本部として発展改組し『哲学塾 〜 The Art of Philosophia 〜』を開講。

日本のビジネスパーソンの皆さまが「視点が上がるよろこび」に触れ、結果の質を変えていくことを支援しています。

お申込に当たっての注意事項

  • 御入室はセミナー開始15分前より受け付けいたします。
  • フロアには他のテナントや、別の会議室もございますので、廊下やロビー等ではお静かにお願いいたします。
  • 内容の撮影、録音等は一切禁止とさせていただいております。(不正をされた場合、その場でデータ削除の上、退室していただきます。)
  • 携帯電話、スマートフォンは音が鳴ったりバイブの振動が響かないよう、事前に電源をお切りになるか、マナーモードの設定をお願いいたします。
  • その他、他の参加者への営業行為などを含め、円滑なセミナー運営の妨げとなる行動が確認されましたら、厳重注意の上、改善にご協力いただけない場合、即刻退室していただきます。
  • 本セミナーは人数限定で開催しておりますので、お申し込み後のキャンセルはなるべくご遠慮下さい。
  • 万一キャンセルされる場合は開始時間までに必ずメールにてご連絡ください。
  • なお、一切のご連絡無く欠席された場合には、弊会ブラックリストに登録し、今後のセミナーへの御参加をお断りさせていただく場合がございます。
  • 秘密保持へのご協力のお願い:当日の参加者名など、セミナー中に見聞きした個人情報等につきましては、その場限りのものとしていただきますようお願いいたします。